居酒屋繁盛までの「最低限の心構え」
さて、前記事にて、居酒屋を開業して成功することは、誰でもできるという程甘くはない。ということをお伝えしました。
繰り返しになりますが、決して居酒屋を開業したい方の夢を壊したいのではありません。 ただ、その夢や思いを形にして、そのお店を軌道に乗せ、勝ち組の仲間入りをするためには、まず初めに「絶対開業して成功するぞ!」という心構えを持たなければならないと思います。
まず、開業を目指すにあたって、次の最低限クラスの条件を満たすかどうかをご判断してみて下さい。
●飲食が好きか?食べる事、飲む事に対していろいろ興味が湧くか?
好きでもない事や興味もない事を選んで生業にしても途中で諦めるか続かないかのどちらかでしょう。必須条件の一つです。
●居酒屋を「なぜやるのか(目的)」「成功してこうなりたい(理想)」が人に説明できるか?
ただ漠然と「何となく」とか「毎日飯が食えれば良い」程度であれば、わざわざ大きなリスクを背負う必要などありません。やるからには「目的」と「理想」をはっきり持つべきです。それが自身を突き動かす原動力にもなります。
●居酒屋はサービス業=接客(おもてなし)業であることを理解しているか?
居酒屋がお客様に提供するのは「満足」であり、「料理やお酒の提供」は「満足して頂くための手段の中の一つ」に過ぎません。これは必要な考え方と思います。
●居酒屋の開業と経営に最低限必要な情報・知識・技術を開店までに身に付ける努力ができるか?
開業を決意した段階で自身にその力があれば言う事はないのですが、多くの方は未経験からスタートされる事になるかと思います。開店まで諦めずにやれるかが大事です。
●開業資金の内、最低35〜40%は自己資金で用意できそうか?
居酒屋の開業には確実に数百万円〜数千万円のお金が「開業資金」として必要になります。「自己資金」とは、自分の現金+預金などの「自分自身」で準備できるお金です。全額借り入れて開業は、借りるまで〜借りた後の両面で考えて「無謀」です。
●周囲の人(特に家族)の理解と協力は得られるか?
開業すれば雇われ人ではなくなります。月々ほぼ約束された収入はありません。まして結構な額の借金することになる場合が殆どでしょう。周りの人、特に家族は「これから生活していけるんだろうか・・・」と不安になると思います。しかし、一番の理解者と協力者になるのも、また家族なのです。必ずクリアしなければならないハードルです。
いかがでしょうか?全部OK!であれば、開業を決意しても頑張っていただけると思います。
続きは次回。
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