居酒屋開業の前に知っておくべき事
■居酒屋を開業するということ
自分の居酒屋を開業したい!とお思いの方は沢山いらっしゃるかと思います。
その決意に至るまでの理由や事情はそれぞれなのですが、例えば…
●今は会社勤めだが、脱サラして居酒屋を経営したい。
●以前から料理がするのが得意(大好き)。自分で作った料理をお客さんに食べてもらいたい。
●夫婦二人で立ち飲み屋or焼き鳥屋でも始めてみたい。
●今のお店から独立して自分の居酒屋を持ちたい。
…などなど様々な理由や思いで、居酒屋開業を希望される方は実際大変多い様です。
しかし、その夢や目標を叶えるまで、また、その後も安定したお店の経営を続けていくというのは、実は至難の業なのです。
決して、皆さんの夢を壊したいのではありません。夢や理想を叶える事は素晴らしい事だと思いますし、実際にこれまでにも多くの方が居酒屋を開業し、日々頑張っておられます。
しかし、現実には別の一面もあります。
新規にお店を開業して10年後まで存続しているお店の確率は、概ね10%程度なのです。
居酒屋開業という大きな夢を実現するために、決して安くはないお金と膨大な時間を費やし、やっとの思いで開業に至っても10年後には 約90%のお店が廃業・閉店に追い込まれているという事です。
さらに言えば、存続はしているが、利益はあまり上がっていない、又は赤字のお店も残りの10%のお店の中にはあるでしょう。そう 考えれば、本当に繁盛している、利益がきちんと出ているお店というのは、全体の内のほんの数%くらいしか存在しない、という事になります。
この世の中、数えきれない程の数の居酒屋がありますが、あなたの居酒屋がお客様の支持を得て、継続して経営をするためには、最低でも上位10%に残らなければなりません。
つづきは次回へ