コンセプトのない居酒屋に「繁盛」はない
さて、前回より「販売促進(販促)」について触れております。
今回はその続きを・・・。といきたい所だったのですが、先に説明を済ましておくべきことがあったので、そちらを取り上げたいと思います。内容はズバリ「お店の基本コンセプト」です。
■コンセプトとは?
居酒屋を開業するとして、「よし居酒屋するぞ!」と決めただけでは、店の場所も店構えもメニューも価格も何も決まりません。 「どういう居酒屋にしようか?」を考える土台になるのが、「基本コンセプト」です。
なぜ、このコンセプトを先に説明する必要があるか、と言いますと、先に触れた「事業計画」というものは、
この「基本コンセプト」に沿って考えないと、バラバラのグダグダになりかねないからなのです。
■コンセプトの考え方
では、コンセプト作りを行ってみましょう。
これからあなたは自分の居酒屋を開業しようとしています。
・その居酒屋は、どんな所にありますか?
・どんな内装・外装ですか?
・どんなお客様に来てもらいたいですか?
・どんな料理を、幾らくらいで提供しますか?
…お店のイメージをドンドン膨らませて、書き記してみましょう。
さらにイメージをよりコンセプトとして明確化するための考え方が「5W2H」です。
■5W2Hとは?
次の7つの項目をイメージし、当てはめて生きます。
① Who (だれが) :狙う顧客層(ターゲット) (例) 20〜30代、男女、グループ
② When (いつ) : 時間帯 (例) 夜、週末、連休前
③ Where (どこで) : 立地 (例) 郊外の幹線道路沿い
④ What (何を) : メニュー (例) こだわりの地鶏料理とレアな焼酎
⑤ Why (なぜ) : 来店動機 (例) パーティ、宴会、コンパ
⑥ How (どのように) : 過ごし方 (例)明るくにぎやかに
⑦ How much (いくらで) : 価格帯 (例) 平均客単価を3,500円
上記はあくまでサンプルですので、一度同じ様にコンセプトを作ってみたら、何度も見返した後、いろいろな人に本当に実現できそうか?こういうお店ならお客様が来そうか?(あるいはその人は行こうと思うか)を意見として聞いてみると参考になります。
category:開店準備