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居酒屋開業の資金計画④返済計画

さて、居酒屋開業の資金計画についても、今回が一旦最後となります。
今回は④返済計画についてです。お付き合いよろしくお願い致します。

 


■返済計画の組み立て

当たり前すぎる話ですが、どこかから借り入れを行った以上、借りたお金は返さなくてはなりません。
通常、金融機関からの借入資金では、借り入れの際に返済時期や金利が明確になっています。
ですので、基本的に提示された返済計画の予定に従って返済をしていく事になります。。

各機関の融資制度によっては、長期の返済期間が設定可能なものや、一定期間は利息のみを支払い、その後に元本の返済をはじめる「据え置き期間」が利用できるもの等もあります。据え置きをした場合は序盤の支払いが楽になるのでその後の資金繰りが安定するメリットも有ります。
いずれにせよ、返済期間や据え置きについては、「設定した以上、毎月必ず決まった額の支払いが発生する」ことになりますので、しっかり考えて期間を決めた方が宜しいでしょう。

個人からの借り入れ等は、当事者間の話し合いが重要です。借用書などの書類は2通作成し、お互い所持する等、「行き違い・食い違い・口約束」が発生しない様にした方が良いでしょう。

 


 

■利息と元本の支払いの考え方

利息の支払いについては、損益計算上は「費用」として計上することになります。

一方、元本の支払いは「費用」とは計上できません。ここは間違え易い、忘れ易いポイントです。

借入金は「負債」であり、借入金の返済は税務上、「税引後の利益」からしか出来ません。
返済計画を策定したら、「資金繰り計画表」をつくり、毎月の支払額を反映させましょう。


 

■リースの考え方

厨房機器などをリースで使用する場合は、リース会社から毎月の「リース料」として支払額が提示されます。
リース料については全額を費用として計上します。(ただし、リースの方式により、一部異なる場合もあります。)

 


 

返済計画については、あまり補足することもありません。要は「決められた通りに返していく事」だけです。